恋愛に関する看護師のあるある

看護師の恋愛に関するあるあるには、医師や検査技師などとの職場恋愛が挙げられるでしょう。特に、患者との恋愛は、ナイチンゲール症候群と言われるほど有名です。
ナイチンゲール症候群とは、白衣の天使と呼ばれる看護師が献身的に患者をケアしてくれるため、傷病により不安の強い患者が恋愛感情を抱いてしまうというものです。
一般には、ナイチンゲール症候群は一時的なものであり、傷病の治癒とともに患者の恋愛感情は消滅すると言われます。看護師は、一定数の患者がこうした一時的な心情に陥ることを学んでおり、本気で相手にしないよう指導されていますが、中には熱愛に発展し結婚に至るケースもあります。

患者側でもナイチンゲール症候群に関する情報が行き渡り、一過性の感情にとらわれないよう自主規制する傾向もあるでしょう。
しかし、若い患者を看護学生がケアする場合などには、ナイチンゲール症候群が生ずる可能性を否定できません。ナイチンゲール症候群が生じやすい背景には、看護方式の違いもあると言われています。
従来型のプライマリーナーシングでは、1人の看護師が1人の患者のケアを担当するので、患者と看護師の距離感が狭まる傾向があります。
このため、患者が看護師に対して個人的な思い入れをしやすいと言えるでしょう。複数の看護師が連帯責任で1人の患者をケアするチームナーシングでは、ケアする看護師が頻繁に交代するため、ナイチンゲール症候群に陥りにくいのかもしれません。